中部エレクトロニクス振興会中部エレクトロニクス振興会

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COMMITTEE 委員会活動

技術委員会

会員各社が直面する共通的な技術的課題の解決と、ものづくりに携わる技術者の育成に資するため、同委員会では、3つの分科会を構成し、
各分科会が設定したテーマに基づき、名古屋市工業研究所と共同研究を実施している。

下記テーマにご興味のある方は、奮ってご参加くださいますようご案内申し上げます。

各分科会の研究テーマ

第1分科会 : インバータ制御機器の性能評価に関する研究

近年、IoTシステム機器の開発が活発になり、インバータ制御機器と関連するセンサ/制御・信号の信号伝送系が共存する環境となっています。
本研究では、LED照明、モーター駆動などに使用されるインバータ制御装置の、電力量/効率の評価、IGBTやSiC、GaNなどパワーデバイスの動作特性、電磁ノイズなどについて理解を深め、インバータ制御パワー機器と信号伝送系に関するEMC対策の最適化に関する知見を得て、IoTシステムの設計指針の確立を目指しています。

第3分科会 : 電子機器の熱シミュレーション技術に関する研究

電子機器の製品開発では、高性能化や小型化に伴う発熱密度の増加に伴って、部品の熱対策が重要な課題になっています。3次元熱解析モデルや熱物性値に関する研究は進んでいますが、熱設計の重要な入力値である消費電力(発熱量)に関してはほとんど検討されておらず、不明瞭な値を使ってる例が多く見られます。
本分科会では、実験やシミュレーションを組み合わせて各電子部品の発熱量を推定する手法を考案しています。一般的なセンサの組み合わせで推定できること、様々な形状の部品に適応す出来ることに重点を置いて検討をすすめています。

第4分科会 : 電子機器の故障原因調査に関する研究

電子機器の故障原因調査では、故障機器から得られるわずかな情報を元に原因を推測し、1つずつ再現実験などで検証する必要があるため、大変な労力となっています。故障の状態から少しでも多くの情報が得られれば原因の絞り込みには有利となりますが、公開されてる具体的な情報は少ないのが現状です。
 そこで本分科会では、抵抗、コンデンサ、コイル、ダイオード、トランジスタなど比較的に使用頻度の高い電子部品を対象に、印加電圧などの各種条件を変更しながら、それによって生じる電気特性や外観等の変化を測定・観察することで、故障条件と呼称状況の関連性を調査します。

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